話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2012-12-19 ​2つのグランプリ開催の記憶。

​ <p> <span class="b">2005年12月25日。</span><br /> 私は友人達にこう言っていました。<br /> 「<span class="big-s b red">25日は2つの衝撃が日本中に走るよ</span>」<br /> </p> <p> そう。<br /> その「2つの衝撃」の一つは言うまでもなく、<br /> 圧倒的な強さで3冠を制した<span class="red b">ディープインパクト</span>の事です。<br /> </p> <p> 初の古馬との対戦で注目を浴びていた有馬記念でしたし、<br /> その注目度は競馬ファンにとどまらず「日本中の関心事」と言っても<br /> 過言では無かったほど、<span class="b">「日本近代競馬の結晶」</span>と称された走りに注目が集まっていました。<br /> </p> <p> そしてもう一つの衝撃は<br /> その同日に行われた漫才の頂点を決める「<span class="red b">M−1グランプリ</span>」の事で、<br /> 当時は世間的にもお笑いブームも重なっていて、<br /> そんな中でも特に「M−1グランプリ」はそのブームの頂点に位置する大会で、<br /> 1年で最もおもしろい漫才師が決まるグランプリでした。<br /> </p> <p> 競馬もお笑いも好きだった私は仲間にこう言っていました。<br /> <span class="red b u">「有馬はディープが勝つし、M−1はブラックマヨネーズ勝つよ」</span>と。<br /> </p> <p> ディープインパクトの強さは仲間にも説明不要でした。<br /> <span class="b">若駒Sでの圧勝劇、三冠を制した走り・・・私も彼らも有馬記念でもディープインパクトが<br /> 勝つ事を信じて疑っていませんでした。</span><br /> </p> <p> しかし、逆にブラックマヨネーズは説明が必要でした。<br /> 友人の大半が関東勢の漫才師を推す中、<br /> 私一人だけ関西の取り分け「ブラックマヨネーズ」を推していました。<br /> </p> <p> 今でこそブラックマヨネーズの二人をテレビで見ない日はありませんが、<br /> 当時、関東ではまだ無名と言ってもよく、<br /> 以前たまたま見た関西のテレビでの漫才が非常に印象的でした。<br /> </p> <p> 「関東にいたらわかんないだろうけど、ブラックマヨネーズが勝つ。<br /> 有馬はディープの単勝で行くけど、M−1にも単勝があるなら、<br /> ブラックマヨネーズにガッツリ賭けるよ。」<br /> </p> <p> と、非常に強気で発言したを覚えています。<br /> </p> <p> 当日、水道橋のWINSに何人かで出かけ、<br /> 私だけ当時の全力(江戸川の名誉のため金額は控えます)を<br /> <span class="b u">ディープインパクトの単勝一本に突っ込みました</span>。<br /> </p> <p> 単勝オッズは1.3倍。<br /> 「銀行に預けるよりはマシな倍率」と払戻の瞬間を楽しみにしていました。<br /> </p> <p> 「(ゼンノ)ロブロイもデルタ(ブルース)も相手にならない」<br /> ディープインパクトが圧勝することを信じて疑っていませんでした。<br /> </p> <p> <span class="b u">05年1月、同じ水道橋WINSで見た若駒S。</span><br /> <span class="red b">この衝撃は未だに忘れられません。</span><br /> </p> <p> 「なんでブラックタイドの下がこんな人気になってるんだ?」<br /> とディープインパクトの新馬戦を見ておらず、<br /> 私がなめてかかった若駒Sでとんでもない末脚で圧勝。<br /> </p> <p> 「三冠獲る。世界も獲れる。」<br /> と、その走りに身体が震え、私の目から自然と涙が溢れてきました。<br /> <span class="b">それほどまでの衝撃を感じたのは後にも先にもディープインパクト1頭だけ。</span><br /> </p> <p> あの強すぎるディープインパクトが無敗のチャンピオンのまま、<br /> 有馬記念まで駒を進めてきました。<br /> 全力にならないわけがありません。<br /> </p> <p> レースはタップダンスシチーが予想通り引っ張る展開。<br /> ディープインパクトはいつも通り、後方に位置します。<br /> </p> <p> <span class="b u">驚いたのはハーツクライの位置どり。</span><br /> 後方追い込みタイプのハーツクライがルメール騎手の判断で、<br /> 3番手を追走していました。<br /> 「あれ・・・ハーツの位置どり・・・イヤな予感がする」<br /> と、一抹の不安が私を襲います。<br /> </p> <p> 最後の直線に入る頃には、ディープインパクトも順位を上げ、<br /> スパートしますが、いつも通りの「空を飛ぶ」と呼ばれた末脚が<br /> 何時まで経っても繰り出されません。<br /> </p> <p> 「ディープ!ディープ!差せ!差せ!飛べ!飛べ!」<br /> こんなことを水道橋のWINSで絶叫していた記憶があります。<br /> </p> <p> <span class="b">普段競馬を見ていて声を荒げる事は無いのですが、<br /> <span class="u">ディープインパクトが負けるとは微塵も思っていなかったので、呆然。</span></span><br /> </p> <p> これは友人の証言なので分かりませんが、<br /> ルメール騎手のインタビューを見ながら、<br /> 「ハーツもアイリッシュダンス(ハーツクライの母)も<br /> 先行するような馬じゃなかったろ・・・。」と漏らしていたようです。<br /> </p> <p> よほどディープインパクトが負けたのが信じられなかったのか、<br /> 有馬記念が終わってからの数時間の記憶が全くありません。<br /> </p> <p> しかし今でもはっきり覚えているのは、<br /> 友人の家で焼き肉しながら見たM−1グランプリで、<br /> ブラックマヨネーズが優勝を決めた瞬間。<br /> </p> <p> 彼等がどんな漫才をしていたか全く記憶にないのですが、<br /> 優勝が決まった瞬間<span class="b">「こっちの単勝かぁぁぁ!」</span>と叫んでいました。<br /> </p> <p> 今にして思えば、<br /> ディープインパクトの単勝を全力買いした自分を<span class="b">「どうかしてるぜ」</span>と、<br /> 思いますが、当時の私にとって、ディープインパクトの有馬記念は<br /> 「競馬にも絶対はある」と信じたかったレースだったのかもしれません。<br /> </p> <p> そのディープインパクトも引退し、<br /> 2010年の開催を最後にM−1グランプリも終了しましたが、<br /> いわゆる青春時代にお笑いブームが到来した私にとって、<br /> 有馬記念とM−1グランプリは<span class="red b">「1年の頂点を決めるレース」</span>でした。<br /> </p> <p> 今年、あなたの有馬記念の本命馬はどの馬ですか?<br /> 泣いても笑っても、今年の開催は今週が最後です。<br /> </p> <p> <span class="big-s red b">「有馬良ければすべてよし」</span><br /> たくさんの人が感動するようなレースになる事を期待してやみません。<br /> </p>

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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