2015-11-26 ​2016年度春季競馬番組が決定しました

​ 「2016年度春季競馬番組が決定しました」

JRAのホームページを眺めていたら、こんな記述を発見。

「あー、もうそんな季節ですかー」

なんて棒読みに近い感情でクリック。

「このお知らせについては、
農林水産大臣の認可事項等が含まれておりますので、
所要の手続きを経た後に、正式に確定いたします」

なんて注意書きも書いてあったけど、

気にせずアップされているpdfファイルを開く。

ざーっと見た感じ、
すでにいくつか知らされていることばかりだったけど、
いい改善だなぁって思ったのが、
＜ヴィクトリアマイル前哨戦の改善＞と題されたもの。

これまでヴィクトリアマイルの前哨戦として行われていた
阪神牝馬Sの施行距離1400mを1600mにするというもの。

確かに今までの阪神牝馬Sは正直、
なかなかヴィクトリアマイルに
直結する条件ではないなと思っていたけれど、

距離が1F延長されることで、
桜花賞と同じ外回りコースで実施されることになるので、
ヴィクトリアマイルに向けてこれまで以上に良い条件の
ステップレースになることは間違いないでしょう。

これまでヴィクトリアマイルで有力視されていた馬は
阪神牝馬Sや福島牝馬Sではなく、
牡馬と一緒に走る産経大阪杯を
ヴィクトリアマイルのステップレースに選択するケースが
非常に目立っていました。

少々トリッキーでなおかつ
スプリント適性も求められる阪神牝馬Sや
ハンデ戦でなおかつ小回りコースで行われる福島牝馬Sでは
ヴィクトリアマイルとはあまりにも条件が違い過ぎます。

今回のJRAの判断はかなりいいモノだと思います。


そしてそれに連動するように
一旦休止されていた愛知杯が1月に中京競馬場に移動し、
京都牝馬Sも2月末に実施されます。

牝馬の流通促進を目的としたグランダム・ジャパンが
地方競馬で実施されているいい影響が、
ようやく中央競馬にも波及するようです。

今年は大波乱で幕を閉じたヴィクトリアマイルでしたが、
来年以降はある程度、力通りに決まるレースに
大きく生まれ変わるかもしれません。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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