話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2015-09-03 またひとつ名門が消える
多くの活躍馬を輩出したトウショウ牧場が、
10月末をメドに閉鎖されることになりました。
東京オリンピックの翌年1965年に開場し、
天馬トウショウボーイや
牝馬としては史上2頭目のスイープトウショウなど
数多くの活躍馬を輩出した名門牧場です。
トウショウボーイは
トウショウ牧場の代表生産馬でもありますが、
日本競馬会の至宝でもあります。
テンポイント、グリーングラスとともに
TTG時代を築いた名馬でもあり、
引退後は中小生産者の間で「お助けボーイ」と呼ばれ、
多くの活躍馬を出し、数多くの生産者の危機を救ってきました。
代表産駒はなんといっても
シービークインとの間に生まれたミスターシービー。
シンザン以来となる史上3頭目の三冠馬として
既にオールドファンにはお馴染みの存在です。
そして江戸川の世代にとって
トウショウ牧場生産馬といえば
やはりスイープトウショウを忘れられません。
個人的には好きだった
ダンスインザムードのライバルという
イメージが未だに強く残っていますが、
ブエナビスタやジェンティルドンナといった
男馬と同等にG1で戦える牝馬がまだ珍しかった時代に
「牝馬が宝塚記念勝っちゃったよ…」と
レース後(馬券を外して)呆然としてしまったのもいい思い出。
その宝塚記念も今思えば、超豪華メンバーでしたね。
ハーツクライ、ゼンノロブロイ、
タップダンスシチー、コスモバルクといった名馬を始め、
牝馬三冠のスティルインラブやアドマイヤグルーヴなど
牡牝問わず多士済々のメンツが揃ったレースでした。
しかし競馬スピリッツが始まった翌年のセレクトセールで
「スイープトウショウ2012」が上場された時には
ちょっとした衝撃を受けました。
「スイープとディープの仔を上場?
走らないのか、それともトウショウ牧場がヤバイのか…」
なんて色んな意味で訝しく思っていましたが、
スイープトウショウ2012がレガッタと名付けられ、
レースを追いかけていくうちに、
「売ったほうが得という判断だったのか…」と思い、
自分の中で得心していたのですが、
今年のセレクトセールにもスイープトウショウ2014が上場され、
「またスイープのディープ産駒売るのか。
もしかして牧場ヤバイのか?」
と思っていた矢先の今回の出来事。
まさに嫌な予感が当たってしまった状況です。
スイープトウショウもスイープトウショウ2014も
10月以降の行き先は未定とのこと。
スタミナ血統に偏り時代についていけなくなった
メジロ牧場の解散とは打って変わって、
ソシアルバターフライを始祖とし、
トウショウボーイ、ダンディルートなど
歴代のスピード系名馬の血を重ね、
今の競馬事情に対応してこようとしてきた
トウショウ牧場の解散。
やはり馬産はわからないものです。
競馬は毎週行われ、その都度レースの結果が出て、
我々はそれに一喜一憂していればいいですが
馬産は1年や2年では結果が出ません。
5年10年のスパンで見なければならない
ヒト・モノ・カネのかかる壮大なギャンブルです。
名門牧場がこの秋、またひとつ終焉を迎えます。
残されたトウショウボーイの血、スイープトウショウの血から
今後の日本競馬界をリードするような馬が出てくるのを
期待して待つことにします。
10月末をメドに閉鎖されることになりました。
東京オリンピックの翌年1965年に開場し、
天馬トウショウボーイや
牝馬としては史上2頭目のスイープトウショウなど
数多くの活躍馬を輩出した名門牧場です。
トウショウボーイは
トウショウ牧場の代表生産馬でもありますが、
日本競馬会の至宝でもあります。
テンポイント、グリーングラスとともに
TTG時代を築いた名馬でもあり、
引退後は中小生産者の間で「お助けボーイ」と呼ばれ、
多くの活躍馬を出し、数多くの生産者の危機を救ってきました。
代表産駒はなんといっても
シービークインとの間に生まれたミスターシービー。
シンザン以来となる史上3頭目の三冠馬として
既にオールドファンにはお馴染みの存在です。
そして江戸川の世代にとって
トウショウ牧場生産馬といえば
やはりスイープトウショウを忘れられません。
個人的には好きだった
ダンスインザムードのライバルという
イメージが未だに強く残っていますが、
ブエナビスタやジェンティルドンナといった
男馬と同等にG1で戦える牝馬がまだ珍しかった時代に
「牝馬が宝塚記念勝っちゃったよ…」と
レース後(馬券を外して)呆然としてしまったのもいい思い出。
その宝塚記念も今思えば、超豪華メンバーでしたね。
ハーツクライ、ゼンノロブロイ、
タップダンスシチー、コスモバルクといった名馬を始め、
牝馬三冠のスティルインラブやアドマイヤグルーヴなど
牡牝問わず多士済々のメンツが揃ったレースでした。
しかし競馬スピリッツが始まった翌年のセレクトセールで
「スイープトウショウ2012」が上場された時には
ちょっとした衝撃を受けました。
「スイープとディープの仔を上場?
走らないのか、それともトウショウ牧場がヤバイのか…」
なんて色んな意味で訝しく思っていましたが、
スイープトウショウ2012がレガッタと名付けられ、
レースを追いかけていくうちに、
「売ったほうが得という判断だったのか…」と思い、
自分の中で得心していたのですが、
今年のセレクトセールにもスイープトウショウ2014が上場され、
「またスイープのディープ産駒売るのか。
もしかして牧場ヤバイのか?」
と思っていた矢先の今回の出来事。
まさに嫌な予感が当たってしまった状況です。
スイープトウショウもスイープトウショウ2014も
10月以降の行き先は未定とのこと。
スタミナ血統に偏り時代についていけなくなった
メジロ牧場の解散とは打って変わって、
ソシアルバターフライを始祖とし、
トウショウボーイ、ダンディルートなど
歴代のスピード系名馬の血を重ね、
今の競馬事情に対応してこようとしてきた
トウショウ牧場の解散。
やはり馬産はわからないものです。
競馬は毎週行われ、その都度レースの結果が出て、
我々はそれに一喜一憂していればいいですが
馬産は1年や2年では結果が出ません。
5年10年のスパンで見なければならない
ヒト・モノ・カネのかかる壮大なギャンブルです。
名門牧場がこの秋、またひとつ終焉を迎えます。
残されたトウショウボーイの血、スイープトウショウの血から
今後の日本競馬界をリードするような馬が出てくるのを
期待して待つことにします。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
競馬スピリッツなら
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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
もちろん全て無料で見られます!
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2022年現在24,393,950円
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11月16日(土) 東京11R
【五十嵐】獲得金:23,000円
【大五郎】獲得金:9,900円
合計:32,900円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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