2015-07-09 ​菊花賞へ名乗りを上げるのは?

​ 「夏の上がり馬」
この言葉を気にする季節になって来ました。

夏競馬も本格的に始まって、
ダービーに間に合わなかった3歳馬が
この夏競馬を境に
どんどん出世街道を歩み始めます。

皐月賞・ダービーに間に合わなかった
素質馬が一気に能力を開花させる時ですから、
長距離の特別戦には特に注目しておきたいところ。

先週の洞爺湖特別で
昨年秋の菊花賞以来の競馬となった
ゴールドアクターも昨年の「夏の上がり馬」。

青葉賞4着のあと、
500万条件→支笏湖特別(1000万下)と連勝して、
菊花賞7番人気で3着。

こういう穴馬を見つけられる時期でもある
夏競馬ですから、注目度の低いローカル戦も見逃せません。

今年もそういう「上がり馬候補」の馬が
続々出てくるとは思いますが、
今、注目しているのが
6/21の芦ノ湖特別を勝ったマッサビエル。

レイクヴィラファーム(旧メジロ牧場)生産馬で
G1・4勝の名牝メジロドーベルの孫。

晩成タイプ・長距離指向と
馬産地では早くから指摘されていた
ハービンジャーの初年度産駒。

これまで4戦3勝・2着1回。

秋には東西トライアルのどちらかに、
出走を予定しているとのこと。

90年代後半に活躍し、
ファンの多かったメジロドーベルの孫ですから、
菊花賞へ駒を進めれば話題にもなるでしょう。

それに先週の雄国沼特別を制した
エニグマバリエートも注目しています。

これまで9戦2勝と豊富なキャリアも武器ですが、
成長力のあるハーツクライ産駒ですし、
「ハーツクライ×Capote」は
日経新春杯を制したヴィクトリースターと同じ配合。

牝系にCapoteを抱えるハーツクライは
神戸新聞杯2着のマジェスティハーツも居るので、
(この馬も13年菊花賞の上がり馬)
エニグマバリエートにも同じような期待をしています。

まだ夏競馬は始まったばかり。

これからたくさんの上がり馬が誕生して、
菊花賞を賑わしてくれることを期待します。

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