話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2015-05-14 ​ハープスター、電撃種付け

​ 別に聞いた話でも、
噂になっているわけでもない。

7日に引退を発表したハープスターが
早速10日にキングカメハメハと
交配をしたらしい。


これまでに伝わっている情報によると・・・

3月 ドバイ遠征 帰国

4月 ノーザンファームで調整

(この間に故障?)

5月1日 右前脚の繋靱帯故障を発表

7日 種子骨靭帯炎も併発。引退発表

10日 キンカメと交配

時系列で見てみると

ドバイ遠征後、ノーザンファーム早来で調整。
ここでの調整中に発症。

5月1日の時点で「長期休養の見込み」と
発表されていたから、
この段階で引退へのシナリオが
組まれていたんじゃないかと思う。

「引退するかも」的な噂が
江戸川周辺でも飛び交っていたし、

「ベガの牝系が少ないから
牧場からすれば確保しときたい
血統でしょ」
という点を指摘する者もいた。

いろいろ牧場側とキャロット側で
GW中に話し合って、
連休明けの7日に「引退発表」。

ダラダラ使っていても
馬脚が現われそうだし、
無理させて繁殖の道を閉ざしても
何のメリットもない。

繁殖に上げて仔馬がとれれば、
売る先は一口クラブでも、
個人馬主でもどこでもいい。

キンカメとの仔なら
来年には億単位の金が集まるのは確実。

すでに引退を決意していた分、
あとはハープのフケ待ち。
んで、10日にタイミングよくハープが発情。
キンカメと交配。

あまりにも電撃的すぎるし、
仕組まれていた感満載だ。

牧場側も「この(ベガの)牝系だからね」
「サンデー系牝馬なら、
おのずと相手はこうなる」と語っている。

江戸川周辺で噂していた
「確保したい牝系」説がズバリ。

ハープスターの
祖母・ベガは5頭の仔を残した。

アドマイヤドンアドマイヤベガのような
G1ホースも誕生しているが、すべて牡馬。
牝馬はハープスターの母・ヒストリックスターのみ。
大小関わらず、生産牧場にとって牝馬は要。

種牡馬はレースの中で淘汰された結果、
強い馬が残って、
複数の子孫を残せるけれど、
牝馬は年に1頭が限界。

その牧場が代々伝えてきた
「かまど」と呼ばれる
大黒柱的な牝系が必ず存在する。

日本一の社台グループは
その牝系を複数抱えているが、
このベガの系統だけは
やや他と比べれば脆弱。

特にベガの母・アンティックヴァリュー
社台の総帥である故・吉田善哉氏が
力を入れていた血統。

過去の実績からも、
ハープスターの力を考えても、
この牝系を残すとこは社台グループにとっても必然。

それ故に、世間では電撃と報じられた
この交配劇も、すべて納得がいく。

ハープスターの競走生活は終幕を迎えたが、
それはベガの牝系物語の一節に過ぎない。


続きは最短で3年後の2018年。
その頃の日本競馬はどうなっているのか。

3年後のある日
「あの時種付けした時の
ハープスターの仔か」と
呼べる日が来ることを
楽しみにしておきましょうか。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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