2015-04-16 ​皐月賞考察余談

​ すでにご存知のように
２歳戦線では昨年から新設重賞や特別戦が激増。

その影響で例年２勝馬が、
皐月賞の出走権をかけて抽選を行っていたけど、

今年は出走できる賞金額が増加し、
単なる２勝馬だけでは
出走するチャンスすら巡ってこなくなった。

その為、レースレベルはそれぞれ低下。
桜花賞の結果を見てもわかるけれど、
４馬身差の圧勝劇を見せたレッツゴードンキは
王道のローテーションとも言える臨戦過程。

阪神JF→チューリップ賞→桜花賞は
やはり今後も鉄板のローテーションと見ていいでしょう。

しかも穴をあけた
２着クルミナル、３着コンテッサトゥーレも
共にチューリップ賞組。

その２頭ともデビューは昨秋以降。
クルミナルに至っては年明けすぐのことです。

つまり早期から馬主さんが稼げるようになった
２歳戦線を無視し、堅実に調整に徹した馬ばかり。

やはり若馬の無理使いは良くないということでしょうか。
しかも桜花賞の着順を見てみると、面白いことを発見。
それぞれのデビュー時期を見てみると・・・

１着レッツゴードンキ 2014年８月
２着クルミナル 2015年１月
３着コンテッサトゥーレ 2014年11月
－－－ 馬券の壁 －－－
４着クイーンズリング 2014年12月
５着ノットフォーマル 2014年７月
６着アンドリエッテ 2014年12月
７着キャットコイン 2014年10月
８着アースライズ 2014年７月
－－－ 馬主さんが儲かる壁 －－－
９着ルージュバック 2014年９月
10着ココロノアイ 2014年７月
11着レオパルディナ 2014年６月
12着テンダリーヴォイス 2014年６月
13着ペルフィカ 2014年10月
14着ムーンエクスプレス 2014年７月
15着ローデッド 2014年11月
16着メイショウメイゲツ 2014年８月
17着トーセンラーク 2014年６月
18着クールホタルビ 2014年６月

使いだしの早かった馬ほど着順が悪く、
しっかり調整された馬のほうが好成績を残しています。

勝ったレッツゴードンキは別格としても、
２歳夏の重賞を勝った馬たちの成績の悲惨なこと・・・。
今週は牡馬クラシック第一弾・皐月賞。

この牝馬の結果を見ると、
王道路線を使ってきた馬を重要視したいところ。
ディープインパクトが三冠への扉を開いた弥生賞。

オルフェーヴルが初タイトルを手にしたスプリングＳ。
この２レースを使ってきた馬は要注意。

サトノクラウン・キタサンブラックはもちろん、
桜花賞で穴をあけたように
トライアル惨敗組の巻き返しにも注目していきたい。

しかも今年の皐月賞はフルゲート割れの様子。
それだけにしっかり馬の実力を見せて買いたいところです。

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