話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2014-12-04 「ズ」を好意的に考えてみた
今週のG1は去年までジャパンカップダートと呼ばれていたレース。
国際招待競走のジャパンカップのダート版として
設定されていたレースで、
世界のトップダート馬が集まってくる・・・はずだった。
ふたを開けてみれば、海外からの出走はほとんどなく、
来日したとしても空気のような存在。
14回の歴史の中で優勝した外国馬は
フリートストリートダンサー1頭だけ。
そのせいか(?)ファンからも競馬関係者からも
ブーブー言われていたジャパンカップダート。
ダート 国際G1なんてアメリカくらいからしか
参戦が見込めないのに、なぜか右回りの阪神でレースをやるし、
(アメリカは全て左回り)検疫はうるさいし、
「本当にこのレースを盛り上げる気があるのか?」
と、指摘されまくっていた。
おそらく中央G1の中で、最も改善の余地があるG1だった。
そんな経緯もあってか、
JRAも逆ギレ気味に(?)重い腰を上げ、
レース名を変えたり、施行条件も変えてきた。
阪神(右回り)→ 中京(左回り)
国際招待競走 → 国際競走
左回りは海外馬にとっては歓迎だけど、
招待競走でなくなったのは歓迎できない。
来日した場合の費用をこれまではJRAが負担していたけど、
今後はその負担がなくなるわけだ。
(今年は1頭が遠征してきたけど)これは海外馬には痛い措置。
ジャパンカップダートがチャンピオンズCに変わる事が
発表されてからの1年なんだか微妙な心持ちだった。
ダントツで盛り上がらないG1になると思いこんでいた。
しかしそもそもチャンピオンズCってどういう意味なんだろう。
江戸川の周辺でも「チャンピオンC」と
言い間違えている人がめちゃくちゃいた。
「ズ」って何だ?
「ズ」って。
ちょっと考えてみた。
チャンピオンCだと競 艇や競輪にもありそうだし、
地方競馬でも採用されていそうな名前だから
ちょっと捻ってみた・・・とかそんな感じだろうか?
「チャンピオン」は日本語で言うと「王者」
「チャンピオンズ」って言うことは複数形だから「王者達」
???
ますます疑問な名称だ。
ただ、少し好意的に考えてみよう。
ご存知のように日本競馬で芝でレースを実施しているのは
JRAと岩手の盛岡だけ。
地方競馬に目を向ければ、
日本競馬の半分以上はダートで行われている。
95年以降、地方との垣根が
徐々に無くなっていっているJRAにとって、
わざわざお金を出して、海外から二流馬・三流馬に来てもらうよりも、
ダートが主流の各地の地方競馬のトップホースを集めた方が
「コストパフォーマンスが良い」と、考えているのではないか?
もちろん各地のトップホースとはいえ、
中央と地方では歴然たる差があるけれど、
今現在の交流重賞の盛り上がりや
中央の実力馬が続々地方へ転籍している実情を見ると、
地方競馬のレベルの底上げは徐々に試されていると
捉えるべきだろう。
交流重賞でも地方馬が善戦する事例が今秋は相次いでいる。
チャンピオンズCの意味する「王者達」というのは
世界か らやってくる馬と日本(中央)馬では無く、
世界各地・日本各地の「王者が集う」という
将来の希望的な意味合いが含まれているのではないだろうか?
かつてのハイセイコーやオグリキャップ、
メイセイオペラ、アジュディミツオー、フリオーソといった、
中央馬と対等以上に渡りあった馬たちが
中京に集うというレースを目指したんじゃなかろうか。
そんなことを思い始めたら、
なんだか「チャンピオンズC」という名前でも問題ない気がしてきた。
とにかく、地方競馬のレベルの底上げ(現存の地方競馬の維持)を
JRAが本気で考えているなら、これはこれで素晴らしい。
日本の特殊な競馬事情は、
JRAだけでも地方競馬だけでも成り立たない。
上手くお互いがお互いを補完し合う事が必要だし、
その為になんでもやる事が必要。
その意思がJBCやチャンピオンズCに表れているのなら、
少々好意的に今回の変更を捉えたいと思っています。
将来的に地方枠&海外枠6、中央枠12とかで
実施できるようになれば面白いかもしれない。
それに海外枠はアメリカだけである必要はないでしょう。
隣の韓国だってダートでしか競馬は行われていないし。
地方はJBCの勝ち馬や各地のチャンピオンホースが参戦したっていい。
とにかく複合的なダートの王者決定戦を見たいと考えています。
国際招待競走のジャパンカップのダート版として
設定されていたレースで、
世界のトップダート馬が集まってくる・・・はずだった。
ふたを開けてみれば、海外からの出走はほとんどなく、
来日したとしても空気のような存在。
14回の歴史の中で優勝した外国馬は
フリートストリートダンサー1頭だけ。
そのせいか(?)ファンからも競馬関係者からも
ブーブー言われていたジャパンカップダート。
ダート 国際G1なんてアメリカくらいからしか
参戦が見込めないのに、なぜか右回りの阪神でレースをやるし、
(アメリカは全て左回り)検疫はうるさいし、
「本当にこのレースを盛り上げる気があるのか?」
と、指摘されまくっていた。
おそらく中央G1の中で、最も改善の余地があるG1だった。
そんな経緯もあってか、
JRAも逆ギレ気味に(?)重い腰を上げ、
レース名を変えたり、施行条件も変えてきた。
阪神(右回り)→ 中京(左回り)
国際招待競走 → 国際競走
左回りは海外馬にとっては歓迎だけど、
招待競走でなくなったのは歓迎できない。
来日した場合の費用をこれまではJRAが負担していたけど、
今後はその負担がなくなるわけだ。
(今年は1頭が遠征してきたけど)これは海外馬には痛い措置。
ジャパンカップダートがチャンピオンズCに変わる事が
発表されてからの1年なんだか微妙な心持ちだった。
ダントツで盛り上がらないG1になると思いこんでいた。
しかしそもそもチャンピオンズCってどういう意味なんだろう。
江戸川の周辺でも「チャンピオンC」と
言い間違えている人がめちゃくちゃいた。
「ズ」って何だ?
「ズ」って。
ちょっと考えてみた。
チャンピオンCだと競 艇や競輪にもありそうだし、
地方競馬でも採用されていそうな名前だから
ちょっと捻ってみた・・・とかそんな感じだろうか?
「チャンピオン」は日本語で言うと「王者」
「チャンピオンズ」って言うことは複数形だから「王者達」
???
ますます疑問な名称だ。
ただ、少し好意的に考えてみよう。
ご存知のように日本競馬で芝でレースを実施しているのは
JRAと岩手の盛岡だけ。
地方競馬に目を向ければ、
日本競馬の半分以上はダートで行われている。
95年以降、地方との垣根が
徐々に無くなっていっているJRAにとって、
わざわざお金を出して、海外から二流馬・三流馬に来てもらうよりも、
ダートが主流の各地の地方競馬のトップホースを集めた方が
「コストパフォーマンスが良い」と、考えているのではないか?
もちろん各地のトップホースとはいえ、
中央と地方では歴然たる差があるけれど、
今現在の交流重賞の盛り上がりや
中央の実力馬が続々地方へ転籍している実情を見ると、
地方競馬のレベルの底上げは徐々に試されていると
捉えるべきだろう。
交流重賞でも地方馬が善戦する事例が今秋は相次いでいる。
チャンピオンズCの意味する「王者達」というのは
世界か らやってくる馬と日本(中央)馬では無く、
世界各地・日本各地の「王者が集う」という
将来の希望的な意味合いが含まれているのではないだろうか?
かつてのハイセイコーやオグリキャップ、
メイセイオペラ、アジュディミツオー、フリオーソといった、
中央馬と対等以上に渡りあった馬たちが
中京に集うというレースを目指したんじゃなかろうか。
そんなことを思い始めたら、
なんだか「チャンピオンズC」という名前でも問題ない気がしてきた。
とにかく、地方競馬のレベルの底上げ(現存の地方競馬の維持)を
JRAが本気で考えているなら、これはこれで素晴らしい。
日本の特殊な競馬事情は、
JRAだけでも地方競馬だけでも成り立たない。
上手くお互いがお互いを補完し合う事が必要だし、
その為になんでもやる事が必要。
その意思がJBCやチャンピオンズCに表れているのなら、
少々好意的に今回の変更を捉えたいと思っています。
将来的に地方枠&海外枠6、中央枠12とかで
実施できるようになれば面白いかもしれない。
それに海外枠はアメリカだけである必要はないでしょう。
隣の韓国だってダートでしか競馬は行われていないし。
地方はJBCの勝ち馬や各地のチャンピオンホースが参戦したっていい。
とにかく複合的なダートの王者決定戦を見たいと考えています。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
もちろん全て無料で見られます!
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2022年現在24,393,950円
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11月16日(土) 東京11R
【五十嵐】獲得金:23,000円
【大五郎】獲得金:9,900円
合計:32,900円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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