話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2012-10-10 ​凱旋門賞制覇の夢を見た。

​ <p> このコラムを読んで頂いている読者の方で<br /> どのくらいオルフェーヴルの凱旋門賞を見た方がいるだろう。<br /> ふと、そんな事を考えながらこの原稿を書いています。<br /> </p> <p> 日曜日の凱旋門賞。<br /> すでにご存じの方も多いかとは思いますが<span class="b">オルフェーヴルは惜しくも2着でした。</span><br /> </p> <p> フォルスストレートを抜けてすぐ、オルフェーヴルが持ち前の瞬発力を発揮、<br /> 一気に上位集団に並びかけ、抜き去ります。<br /> </p> <p> 6年前のディープインパクトが挑戦した時も地上波での生中継。<br /> 解説をしていた普段は温厚な名ジョッキーの岡部幸雄さんが<br /> 「まだまだっ」と声を荒げていたのを思い出しました。<br /> </p> <p> 武豊騎手の仕掛けるタイミングが若干速く感じた岡部騎手が<br /> 「ユタカくん、そこじゃない」と言っているように当時感じましたが、<br /> 結果的に岡部さんの言う通りになったかもしれません。<br /> </p> <p> ディープインパクトは持ち前の瞬発力を発揮しますが、<br /> 最後はレイルリンク・プライドに差されてしまいます。<br /> </p> <p> スミヨン騎手が抜け出した瞬間「そこじゃない」と一瞬、不安にかられましたが、<br /> 一気に突き放すオルフェーヴルの姿を見て、一安心。<br /> </p> <p> 「やっぱりこの馬は、常識とか関係ないな」と思い、勝利を確信。<br /> 嬉しさで視界が潤んでいくのが自分でもはっきりと分かりました。<br /> </p> <p> しかし、その涙をぬぐった瞬間、オルフェーヴルに迫る白い帽子。<br /> </p> <p> 「え?え?」何が起こったのかはっきりと分かりませんでした。<br /> </p> <p> 最後ソレミアにかわされた時、感激の涙は哀惜の涙に変わっていました。<br /> </p> <p> 6年前に感じた「この馬でも無理なのか・・・」を再び繰り返すことになるとは・・・。<br /> </p> <p> しかし、過ぎた事はもういくら後悔しても仕方ないのかもしれません。<br /> </p> <p> 競馬ファンとしては悔しい思いもありますが、オルフェーヴルに無事に帰ってきてもらいましょう。<br /> そして労いましょう。<br /> <span class="red b">感謝もしたいですね、最後の直線、夢を見れました。<br /> 本当にありがとう、と。</span><br /> </p> <p> 今週は父娘三冠制覇の偉業達成に注目が集まる<span class="big-s red">秋華賞</span>。<br /> </p> <p> 幸い秋華賞は第1回から見ています。<br /> </p> <p> 今年で17回目になりますがこのレースで思い出すのが、<br /> ファビラスラフィンとエアグルーヴを始めとする93年生まれの牝馬達です。<br /> </p> <p> ファビラスラフィンは第1回優勝馬。<br /> 私の記憶では(間違ってたらすいません)当時、クラシックには外国産馬は出走できず、<br /> NHKマイルCが「○外ダービー」と呼ばれていた時代。<br /> デビュー以降、3戦3勝でマイルCでも一番人気になりますが、14着に沈み、<br /> 秋華賞では5番人気と評価を落としていました。<br /> </p> <p> 対するエアグルーヴは、桜花賞を熱発で回避しますが、オークスは圧勝。<br /> 秋華賞でも単勝1.7倍と圧倒的な評価を受けます。<br /> 乗り役も武豊騎手ですから人気になるのは当然です。<br /> </p> <p> レース結果は5番人気のファビラスラフィンが1着。<br /> エアグルーヴはレース中に骨折し、10着に惨敗してしまいます。<br /> </p> <p> 2着は3番人気のエリモシックで、ファビラスラフィンとの組み合わせで<br /> 馬連1万5500円の万馬券。<br /> </p> <p> 3番人気と5番人気の馬連の組み合わせで1万5000円オーバーの配当ですから、<br /> 如何にエアグルーヴが人気を集めていたか推測できます。<br /> </p> <p> この年の牝馬は母馬としてもハイレベルで、エアグルーヴはご存じのように<br /> G1勝ちのアドマイヤグルーヴやルーラーシップを始め、仔供達に活躍馬がズラリと並びますし、<br /> そのエアグルーヴを抑え2歳女王に輝いたビワハイジも、ブエナビスタや<br /> ジョワドヴィーヴルを始め、重賞馬を多数輩出しています。<br /> </p> <p> 前述したファビラスラフィンも今春、息子のギュスターヴクライがオルフェーヴルを破って<br /> G2勝ち。<br /> </p> <p> 後に薔薇一族と呼ばれるローザネイの系統の初期活躍馬でこの年の秋華賞で<br /> 3着に入ったロゼカラーの長女・ローズバドはG1で2着3回と栄誉には恵まれませんでしたが、<br /> 息子のローズキングダムはジャパンカップを始め、重賞5勝のG1馬。<br /> </p> <p> <span class="b u">数多くの名牝を輩出した第1回秋華賞が行われた96年牝馬クラシック組は、<br /> 今も尚、仔や孫たちが競馬界を席巻しています。</span><br /> </p> <p> 17回目の秋華賞もどんなドラマが待っているのか、<br /> 近代競馬150年の年に凱旋門賞制覇の夢を見れた我々、<br /> 日本の競馬ファンはこれから先の歴史を作る<span class="big-s red">「女の闘い」</span>も<br /> 目に焼き付けておく必要があるかもしれません。<br /> </p>

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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