2014-10-23 ​2015年の競馬

​ ＪＲＡの開催日程が発表されました。

主なところだと・・・

開催競馬場の日程の変更、
重賞レース日程の変更あたりは想定の範囲内でしたが、


牝馬重賞競走の改善の観点から
ターコイズＳ（新設重賞）の設置→愛知杯を2016年の春季競馬（１月）への移設
には、正直驚かされました。

牝馬限定重賞はここ１５、６年ほどでじわじわ増えてきましたが、
また増やすのかというのが正直な気持ち。



馬産地の要請、馬主会からの要望など様々あるかと思いますが、
2016年は愛知杯に始まり、ほぼ毎月のように牝馬重賞がある目算になります。

しかもどのレースも1600ｍ－2000ｍの範囲のものばかり。

阪神牝馬Ｓは1400ｍ、エリザベス女王杯は2200ｍが
かなり変則的に見えますが、代わり映えする印象がないのも確か。

そんな事を考えていると、
やはりスパイスになるようなレースも必要なんじゃないかと夢想。

牝馬限定のハンデスプリント重賞を夏秋のどちらでもいいんで、
福島でやってもらえるとめちゃくちゃ荒れて
めちゃくちゃ盛り上がるんじゃないかと勝手に思ったりしてます。

ハンデ戦でしかもスプリント戦でさらに福島競馬場。
大波乱の雰囲気しかしません。

50キロの軽量馬が穴をあけたり、
知名度の低いジョッキーが重賞を勝って大波乱。
単勝万馬券のオンパレードに、記録的な波乱の連続・・・
まぁ、このあたりは江戸川の勝手な妄想です。



ローカル開催が年々じわじわ減らされているんで、
今更ＪＲＡがローカル競馬場で重賞を増やすとは個人的にも思っていません。

今年は２歳路線が整備され、朝日杯ＦＳが中山から阪神に移設されたり、
重賞が新設されたりと活発な動きを見せていますが、

来年は牝馬路線が整備され、
しばらくはある程度固定化された番組で経過を見るのでしょうか？

それにしても近年のローカル開催の開催日程の減少は寂しい限り。

当然、ローカル競馬場の売り上げが落ちているので仕方ない部分がありますが、
地域活性化・地域経済の為にもなんとか維持できないものでしょうか？

しかし、ローカル競馬場の売り上げ増の為には
レースの番組に手を加える必要も出てくると思います。

今年の札幌記念はＧ１並みの盛り上がりを見せ、
過去２番目の４万６０９７人の動員に成功しています。

もちろん外部的な要因（出走馬など）はあると思いますが、
ローカル競馬場のポテンシャルを示す一例のようにも思えます。

レーティングの関係もあり、難しいかもしれませんが、
ローカル競馬場に有力馬の参戦しやすい条件のＧ２レースなどを
年に１つ設置するだけで売り上げが大きく変わってくるような印象も受けます。

とかく別定戦になりがちなＧ２競走の中で、
札幌記念は定量戦で出走でき、競走馬の層が厚い2000ｍ競走と、
Ｇ１級の馬でもかなり参戦しやすい条件になっています。

グランプリホース・ゴールドシップ、怪物ハープスターが
札幌記念に参戦した要因は凱旋門賞へのステップという側面も当然ありますが、
出走しやすい条件であるという側面もまた強調されるべきものです。

競馬には興行という性格もあるので、
スター性のある出走馬の参戦も観客の動員に必要不可欠な要素。

その興行面を主要４場だけで回すのではなく、
ローカル開催に移譲していってもいいのではないでしょうか？

サッカーのＪリーグが地域密着型であるように
ローカル競馬場も地域密着型にしつつ、札幌記念のような年に１度、
目玉になるようなレースも作るというのは
江戸川の勝手な要望なのかもしれませんが、

大きいレースが主要４場だけというのも少々飽きます。
（春の府中５週連続Ｇ１も正直、飽きる）

要望の声はＪＲＡにたくさん寄せられていると思いますが、
色とりどり、バランスのとれた施行レースを今後は期待したいものです。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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