2014-09-04 ​ 今年の凱旋門賞はオールジャパン

​ 今年の凱旋門賞に
ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスターが
参戦することはご存知の通りかと思います。

一昨年オルフェーヴルが勝つ寸前までいったあの日から
日本中の凱旋門賞制覇へのムードがより一層高まった感じがします。

昨年は競馬関係者もファンもマスコミもみんな
「凱旋門賞を勝つ」と思い込んでレースに臨んで、

結果、オルフェーヴル２着キズナ４着という内容。

トレヴの強さに完敗しましたが、
どの競馬ファンも後ろを向かなかった１年なのではないでしょうか？

ディープインパクトの時に味わったあの敗戦ムードは
少なくとも江戸川には感じられませんでした。

ニエユ賞をオルフェーヴルは圧勝しましたし、
キズナはイギリスのダービー馬にフォワ賞で競り勝つなど、
日本競馬の進歩も垣間見ることが出来ました。

それに新潟２歳Ｓを快勝したハープスターの存在や
洋芝向きのステイヤー・ゴールドシップといった凱旋門賞挑戦を
予感させるような馬が国内にいたことも要因でしょう。

それに３月から世界王者に居座り続けているジャスタウェイの存在もまた
「日本競馬が凱旋門賞を制す」という希望の光になっていたと言えます。

この３頭が今、順調に凱旋門賞の舞台に立つところまで来ています。

しかもオールジャパンの布陣。

騎手から馬房を間借りする調教師まですべて日本人。
そして３頭の父も日本競馬をけん引する種牡馬の産駒。

ロンシャン、ドバイ、香港・・・世界的なレースで
一線級の馬達と凌ぎを削ってきた日本の宝ともいえる種牡馬たちの仔。

今年も熱い声援を送れそうです。


騎手もゴールドシップに横山典騎手、
ジャスタウェイに福永騎手、ハープスターには川田騎手と
人気も実力もある騎手が勢ぞろいで臨みます。

武さんのキズナがいないのは至極残念ですが、
それでも我々の買いたい気持ちをあおられる面々。
期待せざるを得ません。

特に「凱旋門賞を勝とう」というムードは出走馬の関係者だけでなく
かつて凱旋門賞にかかわった事のある馬主さんの協力体制があるのも確か。

フランス競馬での経験、海外経験の浅い
ハープスターに跨る川田騎手にとって、

凱旋門賞と言う舞台にいきなり立つことは
大きなプレッシャーを背負うものですが、

「メイショウ」でお馴染みの松本オーナーが
フランスで走らせている馬を用意し、
川田騎手に乗せて、ロンシャン競馬場を経験させるようです。

少しでも勝率を上げたいという
「日本競馬の熱い想い」が形になっています。

凱旋門賞まであと一か月。

進化し続ける日本競馬の姿を今年も垣間見ることが出来そうです。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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