話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2012-10-03 ​日本馬が凱旋門賞を制覇する日曜日。

​ <p> 年末の有馬記念は外国馬に出走枠が与えられているものの、未だ勝ち馬はいない。<br /> 日本馬による日本馬のための日本人が楽しむ有馬記念。<br /> 今回はヨーロッパから参戦があるらしい。<br /> </p> <p> 前哨戦のアルゼンチン共和国杯を勝った「キンザイクシ」という馬だ。<br /> </p> <p> たまたま有馬記念と同じ距離の日本の重賞勝ったからってアルゼンチン共和国杯の勝ち馬が<br /> 有馬記念勝つなんてありえない。<br /> </p> <p> そう、日本の競馬でヨーロッパの馬は勝てない。<br /> 去年遠征してきた「マヨナカノダムール」も「ナカヤママツリ」もたいしたことなかった。<br /> </p> <p> 「ナカヤママツリ」なんて、おととしたまたま有馬記念で2着になったけど、<br /> ヨーロッパでも惨敗続き。<br /> マグレだよ。マグレ。<br /> </p> <p> 長い有馬記念の歴史の中でヨーロッパの馬はただ一頭として勝ってない。<br /> 昔「コンドルハトンデイク」という馬がアルゼンチン共和国杯を勝って、<br /> 本番でも大激戦の2着だったけど、あの馬は日本生まれだった。<br /> やっぱり適性の差だよ。<br /> ヨーロッパの馬に日本の高速馬場はあわない。<br /> </p> <p> ただ何年か前にきた「フカイショウゲキ」は危なかった。<br /> あの馬は今まで見たヨーロッパ馬の中で別格。<br /> 初めてヨーロッパの馬に有馬記念のタイトルを持っていかれる、って覚悟した。<br /> 「フカイショウゲキ」はほんとに強かった。<br /> </p> <p> まぁ、3着になったと思ったら、禁止薬物が出てきて失格。<br /> 陣営は何の釈明もしなかった。<br /> これだから、ヨーロッパの人間は信用できない。<br /> </p> <p> なんでも今回の「キンザイクシ」ってのは、「フカイショウゲキ」の調教師の息子が、<br /> 管理してて今度は調教師としてもリベンジしてくるみたいだ。<br /> 禁止薬物が出た馬の調教師なんて「調教師じゃない、薬剤師」だよ、HAHAHA・・・。<br /> </p> <p> でも「キンザイクシ」はリーディグジョッキーの滝登が乗るらしい。<br /> その滝登が絶賛してるからな。こっちでも有力馬がどんどん回避してて、<br /> 今回は「キンザイクシ」のペースメーカーも出てこれるかもしれないしな。<br /> まぁ、ちょっと注意はした方がいいかな。 <br /> </p> <p> それにしても何なんだよ「父ステイシルバー、母父メグロマックイーン」って、<br /> こっちじゃ聞いた事ない血統だよ。<br /> </p> <p> ヨーロッパじゃこの配合の馬が重賞勝ちまくってて、「プラチナ配合」って呼ばれてるってさ。<br /> ゲームじゃないんだから、そんな上手いこといくわけないじゃない。<br /> 「ステイシルバー」も「メグロマックイーン」も、「フカイショウゲキ」と<br /> 同じ調教師だったみたいだし・・・また、なんか薬剤師が頑張ってんじゃないの?<br /> </p> <p> 簡単にはヨーロッパの馬に、日本伝統のG1である有馬記念を勝たれるわけにはいかない。<br /> なんとか邪魔してやらねば・・・。<br /> </p> <p> <span class="big-s b">みなさん、こんな日本人の競馬ファンがいたらどう思いますか?</span><br /> きっと、偏見だらけのイヤな奴だなぁと思う方が多いのではないでしょうか?<br /> </p> <p> では、ちょっと考え方を変えてみて下さい。<br /> </p> <p> 有馬記念を凱旋門賞。<br /> ヨーロッパの部分を日本。<br /> キンザイクシをオルフェーヴルに変換してみてください。<br /> </p> <p> きっと、今週の日曜に凱旋門賞に出走するオルフェーヴルはヨーロッパの競馬ファンに<br /> こんなことを思われているかもしれません。<br /> </p> <p> <span class="b u">凱旋門賞は第一次世界大戦で衰退したフランス競馬再興を願って設立されたビッグレースで<br /> 当時から「ヨーロッパ一、世界一」をテーマとして掲げた世界最高峰レースの一つです。</span><br /> </p> <p> 世界中のホースマンが憧れるレースで、各国のチャンピオン・ダービー馬が集まり世界一を<br /> 決めるレースでもあり、「競馬のワールドカップ」といえば、一番わかりやすいかもしれません。<br /> </p> <p> <span class="b">過去にヨーロッパ関連以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはなく、<br /> 日本人のホースマンにとっては夢のまた夢のレースでした。</span><br /> 1969年(第48回凱旋門賞)が日本にとって初挑戦となります。<br /> </p> <p> 有馬記念を連覇するなど実績を残したスピードシンボリが遠征するも<br /> 向こうの成績表記の都合で公式記録では着外と表記されているところが日本競馬の凱旋門賞への<br /> 挑戦のスタートでした。<br /> </p> <p> 99年に日本からは通算4度目の挑戦となったエルコンドルパサーは僅差の2着。<br /> オルフェーヴルと同じ前哨戦・フォワ賞を制し、日本でも無類の強さを誇った<br /> エルコンドルパサーはアメリカ産馬でした。<br /> </p> <p> そして日本中の期待を一身に背負った武豊とディープインパクトは3位入線も<br /> 禁止薬物が検出され失格扱い。<br /> </p> <p> 日本産・日本調教馬として最上位に君臨するナカヤマフェスタも2着になりますが、<br /> 日本での活躍がいま一つだった為、マスコミに大きく取り上げられることはありませんでしたし、<br /> 昨年の2度目のチャレンジでは11着と見せ場なく惨敗。<br /> </p> <p> 日本馬にとって凱旋門賞は簡単なレースでは無いことの証明となってしまいました。<br /> </p> <p> 今現在(10月3日昼)、怪物フランケルの登録はなく、欧州二冠馬キャメロットも出走未定。<br /> エリザベス女王杯で日本競馬が震撼したスノーフェアリーも故障で無念の回避。<br /> 昨年の凱旋門賞馬・デインドリームはドイツの馬伝染性貧血の影響で出走不可に・・・。<br /> </p> <p> 前哨戦を制したオルフェーヴルは<span class="red b">「負けない・負けられない」</span>状況に<br />なっていることはたしかです。<br /> </p> <p> 世界最高レベルの競走馬をなぎ倒して、凱旋門賞を勝つ事はドラマチックです。<br /> しかし、過去の歴史を振り返ると、どんな状況になっても「凱旋門賞で勝利したい」と<br /> 思うのも人情でしょう。<br /> </p> <p> <span class="b">今後オルフェーヴルが「日本馬で最初に凱旋門賞を勝った馬」<br /> 「欧州調教馬以外で、初めて凱旋門賞を制した馬」という称号を手にするなら<br /> 今の状況は歓迎すべき事態かもしれません。</span><br /> </p> <p> フジテレビ系列では「Mr.サンデー」の放送枠の中でオルフェーヴルの凱旋門賞が<br /> 生中継されます。<br /> </p> <p> きっと画面の右端に宮根さんのリアクションも映っているとは思いますが、<br /> 多くの人が日本競馬の偉業達成の瞬間を目にする機会が現実味を帯びてきたんじゃないかと思うと<br /> 胸の高鳴りが抑えられません。<br /> </p>

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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