話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2014-06-26 汚れた背番号
今年も宝塚記念の季節がやってきました。
その宝塚記念を終えれば、本格的な夏競馬の時期がやってきます。
夏と言えば、皆さんは何を思い浮かべるかわかりませんが、
私は青い空に浮かぶ入道雲を海よりも思い浮かべます。
海から離れたところで育ったことも影響していると思いますが。
よく高校野球を見ていると、
透き通るような青い空と白い雲がよく映ります。
熱戦を繰り広げている球児に向けられたブラスバンドや応援。
「キィン」という甲高い金属音が聞こえれば、大歓声が巻き起こる。
そんな夏がもうすぐやってきます。
宝塚記念は新緑から深緑に移り変わる季節の変わり目にあるレースで、
春の終わり、夏の入り口と言った色彩のレースです。
20世紀から21世紀に移り変わる頃の競馬は
人並みの高校生だった私にとってはそこまで面白いものではありませんでした。
競馬を見始めた頃に走っていた馬が軒並み引退していき、
徐々に魅力がなくなっていったことも理由の一つですが、
中学・高校と自分なりの青春を謳歌していた江戸川には
毎週末を競馬以外の事に費やすことが多くなっていました。
部活動だけでなく「自分はどこから来て、何をしているのか」と
自身のアイデンティティーを確立するために、
歴史の本や政治思想の本などを読みふけっていたインテリ(?)ぶった人間でした。
そんなことに一生懸命だったので、
競馬というモノに興味が一気に薄れていた時期でもあります。
ジェニュイン、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、スペシャルウィークと、
サンデーサイレンス系の大物が次々引退し、
テイエムオペラオー、ナリタトップロード、メイショウドトウらが台頭してきていた時代。
サンデーサイレンスの勢いがいったん終息した時期に
非サンデーサイレンスが攻勢に出てきていた頃は、
自分の成長と共に競馬から少し距離を置いていた時代です。
ある日の午後、太陽が照りつける暑い中、
甲子園を目指して白球を追いかける同級生を横目に見ながら、
ガンガンに冷房を効かせた部室の中で
補習が終わりだらけていた私と同級生。
たわいもない話をしながら、
そこに置いてあったテレビ(なぜか昔から置いてあった)を付けてみると、
たまたま競馬中継が映り込みました。
高校生の夏なんて、それぞれがそれぞれの楽しみを覚えて、
好きなことをし始める時期。
競馬から距離を置いて久しい私がたまたま競馬を見たのが2001年の宝塚記念。
「ステイゴールドなんてまだ走ってるんだな」というのが正直な感想でした(笑)
早めに動いたメイショウドトウが一番人気のテイエムオペラオーを振り切って
初めてG1を勝ったのがこのときの宝塚記念。
「テイエムオペラオーって強いんでしょ?」と聞く友人に
「うん、なんか強いみたいだよ」と答える私。
前年に7戦7勝している名馬に対して失礼な話なんですが
「なんかこの馬、好きになれないんだ」と返す私。
「おまえ競馬好きじゃなかったっけ?」と聞かれて
「うん、好きだったよ」と答える私。
「だった?」
「うん。」
一瞬、微妙な空気が流れ
「今は?」
「もっと他にあるだろ。高校生なんだから」
私達がいる部室の横で、
汗をかきながら白球を追いかける姿を見て、
自身に生じた得体の知れない焦り。
「そ、そうだな」
「あぁ、そうだよ」
彼らの汚れたユニフォームを見ながら、
青春の汗と輝きを感じ取っていました。
この焦りをどう消化していいかわからないまま、
夏の午後は過ぎていくのでした。
メイショウドトウがテイエムオペラオーに打ち勝った悲願の宝塚記念から13年。
宝塚記念で悲願のG1初制覇を達成する馬が何頭も現れていますが、
この時期になるとなんとなく、あの日を思い出す江戸川なのであります。
その宝塚記念を終えれば、本格的な夏競馬の時期がやってきます。
夏と言えば、皆さんは何を思い浮かべるかわかりませんが、
私は青い空に浮かぶ入道雲を海よりも思い浮かべます。
海から離れたところで育ったことも影響していると思いますが。
よく高校野球を見ていると、
透き通るような青い空と白い雲がよく映ります。
熱戦を繰り広げている球児に向けられたブラスバンドや応援。
「キィン」という甲高い金属音が聞こえれば、大歓声が巻き起こる。
そんな夏がもうすぐやってきます。
宝塚記念は新緑から深緑に移り変わる季節の変わり目にあるレースで、
春の終わり、夏の入り口と言った色彩のレースです。
20世紀から21世紀に移り変わる頃の競馬は
人並みの高校生だった私にとってはそこまで面白いものではありませんでした。
競馬を見始めた頃に走っていた馬が軒並み引退していき、
徐々に魅力がなくなっていったことも理由の一つですが、
中学・高校と自分なりの青春を謳歌していた江戸川には
毎週末を競馬以外の事に費やすことが多くなっていました。
部活動だけでなく「自分はどこから来て、何をしているのか」と
自身のアイデンティティーを確立するために、
歴史の本や政治思想の本などを読みふけっていたインテリ(?)ぶった人間でした。
そんなことに一生懸命だったので、
競馬というモノに興味が一気に薄れていた時期でもあります。
ジェニュイン、ダンスパートナー、ダンスインザダーク、スペシャルウィークと、
サンデーサイレンス系の大物が次々引退し、
テイエムオペラオー、ナリタトップロード、メイショウドトウらが台頭してきていた時代。
サンデーサイレンスの勢いがいったん終息した時期に
非サンデーサイレンスが攻勢に出てきていた頃は、
自分の成長と共に競馬から少し距離を置いていた時代です。
ある日の午後、太陽が照りつける暑い中、
甲子園を目指して白球を追いかける同級生を横目に見ながら、
ガンガンに冷房を効かせた部室の中で
補習が終わりだらけていた私と同級生。
たわいもない話をしながら、
そこに置いてあったテレビ(なぜか昔から置いてあった)を付けてみると、
たまたま競馬中継が映り込みました。
高校生の夏なんて、それぞれがそれぞれの楽しみを覚えて、
好きなことをし始める時期。
競馬から距離を置いて久しい私がたまたま競馬を見たのが2001年の宝塚記念。
「ステイゴールドなんてまだ走ってるんだな」というのが正直な感想でした(笑)
早めに動いたメイショウドトウが一番人気のテイエムオペラオーを振り切って
初めてG1を勝ったのがこのときの宝塚記念。
「テイエムオペラオーって強いんでしょ?」と聞く友人に
「うん、なんか強いみたいだよ」と答える私。
前年に7戦7勝している名馬に対して失礼な話なんですが
「なんかこの馬、好きになれないんだ」と返す私。
「おまえ競馬好きじゃなかったっけ?」と聞かれて
「うん、好きだったよ」と答える私。
「だった?」
「うん。」
一瞬、微妙な空気が流れ
「今は?」
「もっと他にあるだろ。高校生なんだから」
私達がいる部室の横で、
汗をかきながら白球を追いかける姿を見て、
自身に生じた得体の知れない焦り。
「そ、そうだな」
「あぁ、そうだよ」
彼らの汚れたユニフォームを見ながら、
青春の汗と輝きを感じ取っていました。
この焦りをどう消化していいかわからないまま、
夏の午後は過ぎていくのでした。
メイショウドトウがテイエムオペラオーに打ち勝った悲願の宝塚記念から13年。
宝塚記念で悲願のG1初制覇を達成する馬が何頭も現れていますが、
この時期になるとなんとなく、あの日を思い出す江戸川なのであります。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
競馬スピリッツなら
江戸川乱舞の予想が完全無料で見られる!
平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
もちろん全て無料で見られます!
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2023年現在19,927,450円
2024年現在20,070,400円
2022年現在24,393,950円
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11月16日(土) 東京11R
【五十嵐】獲得金:23,000円
【大五郎】獲得金:9,900円
合計:32,900円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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