話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2014-04-17 さよならじゃない
昨年9月の新馬戦。
今週の皐月賞の有力候補・トゥザワールドがデビューしたレース。
超良血馬のデビュー戦で注目度が比較的高かったレースですが、
そのレースで勝ったのは、トゥザワールドではなく、
4番人気のバンドワゴン。
終始ハナに立ち、快調なペースで飛ばして直線へ。
阪神1800mという実力の問われるコースで、
話題の良血馬を6馬身も離し、悠然とゴール。
まさに圧巻の走りでした。
続く出世レースのエリカ賞でも、強豪馬を撃破し、
一躍クラシック候補に躍り出ます。
「バンドワゴン・・・か。」
その個性的な走りは競馬ファンからも熱い支持を受けそうな雰囲気。
皐月賞は脚部不安で回避し、春は全休しますが、
復帰すれば注目を集めることは間違いありません。
そのバンドワゴンの馬名の由来は
「パレードの先頭の楽隊車」という意味で、
華やかなパレードの先頭に立ち、賑やかな音楽を奏でている車、
ということですが、まさにバンドワゴンもそんな走り。
多くのライバルを引き連れ、レースを進め、
観客を興奮させ、後続に影をも踏まさず、ゴール板を駆け抜ける優駿。
そんなバンドワゴンに、
大きな期待を抱く人も多いと思いますが、
江戸川は「バンドワゴン」の名前を聞くたびに、
少々感傷的な気持ちになっていました。
その理由は個人的な話になり、
少々気恥ずかしいのですが、
せっかくの機会なので、ちょっとまとめてみます。
「バンドワゴン」という名前を聞くたび、
江戸川はSomething ELseというストリートミュージシャンを思い出します。
江戸川の世代では
比較的覚えている方も多いと思いますが、軽く説明を。
テレビ番組の企画で注目されたSomething ELse。
96年にデビューするもなかなかCDが売れず、
レコード会社との契約も切れてしまう寸前。
そんな彼らを番組側は監禁(?)し、音楽制作をさせます。
CDが売れなければ解散という企画のもと
彼らが生み出した「ラストチャンス」という曲が大ヒット。
レコード会社との契約も延長され、
99年末には紅白歌合戦にも出場するほど、人気を得ますが、
「企画で売れた一発屋」というイメージが強く、
徐々にジリ貧になっていってしまったわけです。
そんな彼らを江戸川はテレビで知り、
最初はミーハーな感覚でCDを買いましたが、
彼らの生み出す耳触りのいい音楽、
男子なら誰もが青春時代に経験するようなことを歌っていたり・・・
思わず、彼らに共感した江戸川は
シングルを買ったりアルバムを買ったりしているうちに
いつのまにか大人になってしまっていました。
青春時代を回想すると彼らの音楽も同時再生されるレベルです。
ですが、時代は残酷なもので、
当時はCDがバカみたいに売れまくった時代から、
徐々に「CDが売れない」とささやかれる時代に移行していた頃。
彼らもついにレコード会社との契約が切れ、結果、独立。
レコード会社との契約末期時は様々な軋轢がウワサされていただけに、
フリーになった彼らは決意を新たに再出発を画策します。
その直後にライブ会場限定で発売したCDが「バンドワゴン」。
そのジャケットに描かれているのは、
華やかなパレードの先頭に立ち、
賑やかな音楽を奏でている車ではなく、
1台のワゴン車。
ストリートミュージシャンだった彼らが原点に立ち返り、
全国を歌い歩こうという決意を込めた1台のワゴン車と街の絵。
その絵は彼ららしく素朴な1枚のやさしい淡いクリーム色の色彩。
彼らなりの決意を受け取った江戸川ですが、
その1年後にSomething ELseは解散。
レコード会社から独立し、
音楽以外の支えが無くなったことで、負担も大きくなり、
色々とメンバー間で話し合っての解散だったのかもしれません。
解散の真相はきちっと説明されていませんでしたが、
「バンドワゴン」という言葉を聞くたび、
感傷的な気持ちになってしまうのはSomething ELseのせい。
まさに江戸川の中では青春の代名詞と言える曲を
たくさん生み出してくれた存在ですが、
この「バンドワゴン」をネット検索しても
出てくる情報は決して多くありません。
「暗闇を突き放して 僕らのバンドワゴンの 終わりなき道はどこまでも続く」
という歌詞から始まるのですが、
Something ELseのバンドワゴンの終わりなき道は、
2006年の秋、解散した時に行き止まりのままだと思っていました。
が、これは江戸川の勝手な思い込みですが
まさか競馬に、1頭の競走馬につながることになるとは
思ってもみませんでした。
実際には無関係ですが、
バンドワゴンという名前には江戸川なりの思いが詰まっています。
デビュー戦は圧巻の逃げ。
クラシックでも有力候補と言われながら、
皐月賞は脚部不安で出走は叶わず、春は全休。
バンドワゴンの血統はサンデーサイレンスが入っていない
ホワイトマズル産駒なので、復帰後活躍することが出来れば、
種馬としての道も残されています。
ゆっくり治して、また活躍してほしい。
バンドワゴンの終わりなき道の終着点が
もしあるとすればどこなのか。
少しでもいい場所へゴールして欲しいと願う
人の想いを関係ない馬に押しつける傲慢な江戸川なのでありました。
今週の皐月賞の有力候補・トゥザワールドがデビューしたレース。
超良血馬のデビュー戦で注目度が比較的高かったレースですが、
そのレースで勝ったのは、トゥザワールドではなく、
4番人気のバンドワゴン。
終始ハナに立ち、快調なペースで飛ばして直線へ。
阪神1800mという実力の問われるコースで、
話題の良血馬を6馬身も離し、悠然とゴール。
まさに圧巻の走りでした。
続く出世レースのエリカ賞でも、強豪馬を撃破し、
一躍クラシック候補に躍り出ます。
「バンドワゴン・・・か。」
その個性的な走りは競馬ファンからも熱い支持を受けそうな雰囲気。
皐月賞は脚部不安で回避し、春は全休しますが、
復帰すれば注目を集めることは間違いありません。
そのバンドワゴンの馬名の由来は
「パレードの先頭の楽隊車」という意味で、
華やかなパレードの先頭に立ち、賑やかな音楽を奏でている車、
ということですが、まさにバンドワゴンもそんな走り。
多くのライバルを引き連れ、レースを進め、
観客を興奮させ、後続に影をも踏まさず、ゴール板を駆け抜ける優駿。
そんなバンドワゴンに、
大きな期待を抱く人も多いと思いますが、
江戸川は「バンドワゴン」の名前を聞くたびに、
少々感傷的な気持ちになっていました。
その理由は個人的な話になり、
少々気恥ずかしいのですが、
せっかくの機会なので、ちょっとまとめてみます。
「バンドワゴン」という名前を聞くたび、
江戸川はSomething ELseというストリートミュージシャンを思い出します。
江戸川の世代では
比較的覚えている方も多いと思いますが、軽く説明を。
テレビ番組の企画で注目されたSomething ELse。
96年にデビューするもなかなかCDが売れず、
レコード会社との契約も切れてしまう寸前。
そんな彼らを番組側は監禁(?)し、音楽制作をさせます。
CDが売れなければ解散という企画のもと
彼らが生み出した「ラストチャンス」という曲が大ヒット。
レコード会社との契約も延長され、
99年末には紅白歌合戦にも出場するほど、人気を得ますが、
「企画で売れた一発屋」というイメージが強く、
徐々にジリ貧になっていってしまったわけです。
そんな彼らを江戸川はテレビで知り、
最初はミーハーな感覚でCDを買いましたが、
彼らの生み出す耳触りのいい音楽、
男子なら誰もが青春時代に経験するようなことを歌っていたり・・・
思わず、彼らに共感した江戸川は
シングルを買ったりアルバムを買ったりしているうちに
いつのまにか大人になってしまっていました。
青春時代を回想すると彼らの音楽も同時再生されるレベルです。
ですが、時代は残酷なもので、
当時はCDがバカみたいに売れまくった時代から、
徐々に「CDが売れない」とささやかれる時代に移行していた頃。
彼らもついにレコード会社との契約が切れ、結果、独立。
レコード会社との契約末期時は様々な軋轢がウワサされていただけに、
フリーになった彼らは決意を新たに再出発を画策します。
その直後にライブ会場限定で発売したCDが「バンドワゴン」。
そのジャケットに描かれているのは、
華やかなパレードの先頭に立ち、
賑やかな音楽を奏でている車ではなく、
1台のワゴン車。
ストリートミュージシャンだった彼らが原点に立ち返り、
全国を歌い歩こうという決意を込めた1台のワゴン車と街の絵。
その絵は彼ららしく素朴な1枚のやさしい淡いクリーム色の色彩。
彼らなりの決意を受け取った江戸川ですが、
その1年後にSomething ELseは解散。
レコード会社から独立し、
音楽以外の支えが無くなったことで、負担も大きくなり、
色々とメンバー間で話し合っての解散だったのかもしれません。
解散の真相はきちっと説明されていませんでしたが、
「バンドワゴン」という言葉を聞くたび、
感傷的な気持ちになってしまうのはSomething ELseのせい。
まさに江戸川の中では青春の代名詞と言える曲を
たくさん生み出してくれた存在ですが、
この「バンドワゴン」をネット検索しても
出てくる情報は決して多くありません。
「暗闇を突き放して 僕らのバンドワゴンの 終わりなき道はどこまでも続く」
という歌詞から始まるのですが、
Something ELseのバンドワゴンの終わりなき道は、
2006年の秋、解散した時に行き止まりのままだと思っていました。
が、これは江戸川の勝手な思い込みですが
まさか競馬に、1頭の競走馬につながることになるとは
思ってもみませんでした。
実際には無関係ですが、
バンドワゴンという名前には江戸川なりの思いが詰まっています。
デビュー戦は圧巻の逃げ。
クラシックでも有力候補と言われながら、
皐月賞は脚部不安で出走は叶わず、春は全休。
バンドワゴンの血統はサンデーサイレンスが入っていない
ホワイトマズル産駒なので、復帰後活躍することが出来れば、
種馬としての道も残されています。
ゆっくり治して、また活躍してほしい。
バンドワゴンの終わりなき道の終着点が
もしあるとすればどこなのか。
少しでもいい場所へゴールして欲しいと願う
人の想いを関係ない馬に押しつける傲慢な江戸川なのでありました。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
競馬スピリッツなら
江戸川乱舞の予想が完全無料で見られる!
平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
もちろん全て無料で見られます!
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無料で楽しく当てる&儲ける3ステップ
2023年現在19,927,450円
2024年現在20,137,700円
2022年現在24,393,950円
2024年現在20,137,700円
2022年現在24,393,950円
11月23日(土) 京都11R
【江戸川】獲得金:19,500円
【ウマテラス】獲得金:7,800円
合計:27,300円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
の予想を無料でお届けします!
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