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江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2014-04-10 あれから1年。
2013年4月。
日本競馬史に名を残す1頭の牝馬がこの世を去りました。
その馬の名はエアグルーヴ。
ウオッカ以降、ブエナビスタ、ジェンティルドンナと、
牡馬相手に対等以上に走れる馬が続出していますが、
エアグルーヴが現役時代を過ごした90年代半ばは、
牝馬と牡馬では圧倒的な差があるとされていた時代。
そんな時代の中で男馬相手に一歩も引かず活躍したエアグルーヴのことを
今でも「最強牝馬」と思っているのは江戸川くらいなものでしょう。
牝馬が混合の海外G1を勝ったり、
天皇賞やジャパンカップで好走するのが当たり前の今の時代で、
ビッグレースで「牝馬だから消し」というのは
非常にナンセンスなのはわかっていますが、
思い出補正というか、競馬を見てきた環境のせいかわかりませんが、
今でも牝馬には余計なフェミニズムを持ち込まない主義でいます。
そんな考えにさせられているのはきっと、
エアグルーヴの活躍を目の当たりにしたせいでしょう。
ジェンティルドンナがオルフェーヴルにぶつかり合いながら
ジャパンカップで勝った時も相当オドロキでしたが、
江戸川からすると、97年のジャパンカップでエアグルーヴが
BCターフを勝ち、凱旋門賞2年連続2着のピルサドスキーと
壮絶な叩き合いを演じたことの方が印象深いんですね。
それくらい、今以上に牝馬の立場が弱かった時代において、
エアグルーヴという馬は際立った存在でしたし、
未だにエアグルーヴが語られるのは
繁殖入り後も素晴らしい成績を残したからに他なりません。
初仔がいきなりG1勝ちしたアドマイヤグルーヴ、
デビュー前はディープインパクト以上に騒がれたサムライハート、
4億9000万の価値がついたザサンデーフサイチ、
まだ記憶に新しいルーラーシップにフォゲッタブル。
これまで送り出した馬が話題にならなかったことはありません。
そんなエアグルーヴの戦績の中で忘れられないのが桜花賞。
それはエアグルーヴが鮮やかに勝った記憶・・・ではなく、
エアグルーヴがレース直前に、熱発で回避したという残念な思い出です。
95年3歳(現:2歳)女王は
ブエナビスタの母として知られるビワハイジですが、
その阪神3歳牝馬S(現:阪神JF)で
そのビワハイジの2着に敗れたのが、エアグルーヴ。
個人的には勝ったビワハイジよりも、
エアグルーヴの方が強いという印象だったので、
そのエアグルーヴが出走する桜花賞が楽しみで仕方ありませんでした。
それだけに熱発で回避というニュースを知った時には
落胆も大きかったわけですが、
なぜ今更、そんな話をしているのかというと、
エアグルーヴへの特別な思いの他に、
個人的に桜花賞は「荒れるレース」
というイメージが根強く残っています。
近年は実力馬がその通りの結果を出す傾向にある桜花賞ですが、
阪神が現在のコースに改修される前の時代を
わずかながらに知っている人間としては、桜花賞は「荒れる」のが当たり前でした。
エアグルーヴが活躍していた頃、
競馬を始めたばかりの私にとっては、
(当然ですが)非常に純粋な眼差しで競馬に視線を送っていたので、
エアグルーヴが抜けた桜花賞は
江戸川の中で一番最初に思い出す桜花賞ですし、
そのレースで勝ったファイトガリバー(10番人気)や
2着イブキパーシヴ、3着ノースサンデーも
妙に覚えている名前。
マックスロゼやニホンピロプレイズなども
その後あまり活躍できませんでしたが、印象に残っています。
(この時の桜花賞はウオッカの母・タニノシスターも走っていました・12着)
そういう意味では、この1996年の桜花賞は江戸川乱舞という
いち競馬ファンの牝馬に対する考え方の原点となったレースの一つかもしれません。
「圧倒的な強さを誇っていても、
熱発でレースに出られなくなることがある。」
「たった1頭の馬の存在がレース展開を左右する。」
「たとえ、派手な成績を残せなくても、仔は十分走る。」
「男(馬)に負けない女(馬)はカッコいい。」
エアグルーヴが亡くなってもうすぐ1年。
桜花賞の季節がやってくるたびに、
エアグルーヴ熱発回避を思い出す江戸川。
エアグルーヴの没後1年。
今年もきれいな桜の花が咲き誇っています。
日本競馬史に名を残す1頭の牝馬がこの世を去りました。
その馬の名はエアグルーヴ。
ウオッカ以降、ブエナビスタ、ジェンティルドンナと、
牡馬相手に対等以上に走れる馬が続出していますが、
エアグルーヴが現役時代を過ごした90年代半ばは、
牝馬と牡馬では圧倒的な差があるとされていた時代。
そんな時代の中で男馬相手に一歩も引かず活躍したエアグルーヴのことを
今でも「最強牝馬」と思っているのは江戸川くらいなものでしょう。
牝馬が混合の海外G1を勝ったり、
天皇賞やジャパンカップで好走するのが当たり前の今の時代で、
ビッグレースで「牝馬だから消し」というのは
非常にナンセンスなのはわかっていますが、
思い出補正というか、競馬を見てきた環境のせいかわかりませんが、
今でも牝馬には余計なフェミニズムを持ち込まない主義でいます。
そんな考えにさせられているのはきっと、
エアグルーヴの活躍を目の当たりにしたせいでしょう。
ジェンティルドンナがオルフェーヴルにぶつかり合いながら
ジャパンカップで勝った時も相当オドロキでしたが、
江戸川からすると、97年のジャパンカップでエアグルーヴが
BCターフを勝ち、凱旋門賞2年連続2着のピルサドスキーと
壮絶な叩き合いを演じたことの方が印象深いんですね。
それくらい、今以上に牝馬の立場が弱かった時代において、
エアグルーヴという馬は際立った存在でしたし、
未だにエアグルーヴが語られるのは
繁殖入り後も素晴らしい成績を残したからに他なりません。
初仔がいきなりG1勝ちしたアドマイヤグルーヴ、
デビュー前はディープインパクト以上に騒がれたサムライハート、
4億9000万の価値がついたザサンデーフサイチ、
まだ記憶に新しいルーラーシップにフォゲッタブル。
これまで送り出した馬が話題にならなかったことはありません。
そんなエアグルーヴの戦績の中で忘れられないのが桜花賞。
それはエアグルーヴが鮮やかに勝った記憶・・・ではなく、
エアグルーヴがレース直前に、熱発で回避したという残念な思い出です。
95年3歳(現:2歳)女王は
ブエナビスタの母として知られるビワハイジですが、
その阪神3歳牝馬S(現:阪神JF)で
そのビワハイジの2着に敗れたのが、エアグルーヴ。
個人的には勝ったビワハイジよりも、
エアグルーヴの方が強いという印象だったので、
そのエアグルーヴが出走する桜花賞が楽しみで仕方ありませんでした。
それだけに熱発で回避というニュースを知った時には
落胆も大きかったわけですが、
なぜ今更、そんな話をしているのかというと、
エアグルーヴへの特別な思いの他に、
個人的に桜花賞は「荒れるレース」
というイメージが根強く残っています。
近年は実力馬がその通りの結果を出す傾向にある桜花賞ですが、
阪神が現在のコースに改修される前の時代を
わずかながらに知っている人間としては、桜花賞は「荒れる」のが当たり前でした。
エアグルーヴが活躍していた頃、
競馬を始めたばかりの私にとっては、
(当然ですが)非常に純粋な眼差しで競馬に視線を送っていたので、
エアグルーヴが抜けた桜花賞は
江戸川の中で一番最初に思い出す桜花賞ですし、
そのレースで勝ったファイトガリバー(10番人気)や
2着イブキパーシヴ、3着ノースサンデーも
妙に覚えている名前。
マックスロゼやニホンピロプレイズなども
その後あまり活躍できませんでしたが、印象に残っています。
(この時の桜花賞はウオッカの母・タニノシスターも走っていました・12着)
そういう意味では、この1996年の桜花賞は江戸川乱舞という
いち競馬ファンの牝馬に対する考え方の原点となったレースの一つかもしれません。
「圧倒的な強さを誇っていても、
熱発でレースに出られなくなることがある。」
「たった1頭の馬の存在がレース展開を左右する。」
「たとえ、派手な成績を残せなくても、仔は十分走る。」
「男(馬)に負けない女(馬)はカッコいい。」
エアグルーヴが亡くなってもうすぐ1年。
桜花賞の季節がやってくるたびに、
エアグルーヴ熱発回避を思い出す江戸川。
エアグルーヴの没後1年。
今年もきれいな桜の花が咲き誇っています。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
もちろん全て無料で見られます!
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2023年現在19,927,450円
2024年現在20,137,700円
2022年現在24,393,950円
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2022年現在24,393,950円
11月23日(土) 京都11R
【江戸川】獲得金:19,500円
【ウマテラス】獲得金:7,800円
合計:27,300円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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