2014-01-30 ​未完の大器といえば？

​ <p> 今週末の重賞はロードカナロアに続く<br /> スプリント路線の主役を狙う馬たちが集結した<span class="big-s">シルクロードＳ</span>と<br /> <span class="red b">フェブラリーＳの前哨戦</span>として熱い戦いが予想される<span class="big-s">根岸Ｓ</span>の<br /> <span class="red big-s">２重賞</span>が日曜日に開催予定です。 </p> <p> たしかに、どちらの重賞も今後のＧ１戦線を占う<br /> 大事なレースですが、 </p> <p> その前日の府中メインの白富士Ｓに<br /> コアな競馬ファンの視線は集中しているのをご存知でしょうか。 </p> <p> 府中・芝2000ｍというあの天皇賞・秋と<br /> 同じコースで行われるＯＰクラスのレース。 </p> <p> なぜ話題になっているのかというと、<br /> それは出走馬のレベル（知名度）の高さ。 </p> <p> まずは10年クラシックを盛り上げた<span class="b">ペルーサ</span>が<br /> 12年の安田記念以来、1年半ぶりに出走します。 </p> <p> <span class="big-s">「おまえ、どこ行ってたんや」</span>というくらい、<br /> 懐かしい名前かも知れませんが、<br /> ヴィクトワールピサやエイシンフラッシュと同期。 </p> <p> <span class="red b">３歳馬ながらブエナビスタの２着になるなど、<br /> その能力はＧ１級と言われていた馬。</span> </p> <p> 一時期、<span class="b">出遅れ癖</span>が悪化し、<br /> まともにスタートできず茶化されてた時期があったのが<br /> 今思えば、非常に懐かしいわけですが・・・。<br /> （私も被害者の一人。） </p> <p> そしてもう１頭話題なのが、<span class="b">ワールドエース</span>の復帰。<br /> 12年クラシック世代のディープインパクト産駒で<br /> 同期はゴールドシップ、ディープブリランテ。 </p> <p> ゴールドシップよりも当時は評価は高く、<br /> <span class="big-s">「福永がようやくダービーを勝てる馬」</span>と言われていた馬。 </p> <p> ダービーで４着になった後、屈腱炎を発症。 </p> <p> 長期戦線離脱と報じられてから１年以上が経過し、<br /> 今回ようやく復帰となります。 </p> <p> サンデーＲの１番馬との評判だった馬だけに<br /> 復帰戦に期待したいところです。 </p> <p> しかも乗り役は武さんとの情報もあり、注目度は上昇しそうです。<br /> （この原稿を書いている水曜日現在） </p> <p> 同期だったディープブリランテに初仔が生まれたタイミングで<br /> ワールドエースが復帰というのも、感慨深いものがありますが、<br /> その走りには注目したいところです。 </p> <p> 他にも<span class="b">クラウンレガーロ</span>や<span class="b">ムーンリットレイク</span>などの素質馬や<br /> ワールドエースに勝ったこともある<span class="b">ゼロス</span>、<br /> 日経新春杯で個人的に痛い目にあった<span class="b">ロードオブザリング</span>など、 </p> <p> 個性的なメンバーが多く出走予定。 </p> <p> ペルーサやワールドエースのような個性的な馬は<br /> ビッグタイトルの栄冠が無くとも、<br /> ファンの心に残りやすい馬と言えますが、 </p> <p> 江戸川の心の中にも、何頭かそういう馬がいます。 </p> <p> それは鮮烈なレースを見たからとか<br /> そういう思い出もあるのですが、 </p> <p> どうでもいい理由で<br /> 心に残っているケースもいくつかあります。 </p> <p> たとえば96年の青葉賞馬・<span class="b">マウンテンストーン</span>。<br /> とにかく名前だけは覚えている１頭で<br /> 馬名を直訳すると山と石。 </p> <p> オーナーの名前が「山石さん」だったことから<br /> そのように名づけられていたようで、妙に印象に残っています。 </p> <p> それにダビスタ製作者で馬主でもある薗部博之さんの持ち馬で、<br /> 重賞戦線で活躍した<span class="b">バランスオブゲーム</span>。 </p> <p> この馬は有名ですが、薗部さんと言えば個人的には<br /> バランスオブゲームよりもスタープログラマー。 </p> <p> ストームキャットの直仔という良血で、<br /> スプリント戦線で活躍していた<span class="b">スタープログラマー</span>。 </p> <p> 重賞勝ちこそありませんが、<br /> ＯＰクラスでも活躍しており、<span class="b">引退後はアメリカで種牡馬入り</span>。 </p> <p> 気になっていろいろ思い当たる馬を<span class="red b">「検索」</span>してみると、<br /> いろんな情報が出てきます。 </p> <p> 既に亡くなっている馬、<br /> 北米や欧州で種牡馬入りしている馬など新たな驚きと発見が。 </p> <p> facebookなどのＳＮＳで昔の友人などの近況を知るのと<br /> 心情的には近いものがありますね。 </p> <p> 数年後、<span class="b">ペルーサ</span>や<span class="b">ワールドエース</span>がどのような印象で<br /> 私たちに思い出されるのか・・・実は今から楽しみで仕方ありません。 </p>

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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