2013-10-31 ​あてにならない天皇賞の格言。

​ <p> 私の競馬歴のスタートは94〜95年頃というのは、<br /> 何度か書いてきていますが、<br /> 人生で初めて、競馬中継を見たのは<span class="b">94年の天皇賞・秋</span>（な、はず。） </p> <p> 実際は、見ようと思って見たわけではありませんでした。 </p> <p> 田舎の祖父母の家を訪ねてはいたものの、<br /> 何もすることがなかったので、暇を持て余しており、<br /> 適当にチャンネルを回していたら、競馬をしているシーンが映った。 </p> <p> というのが真相。 </p> <p> 厳密に言えば<span class="b">「競馬をしている」ということもよく分かっていなかった――</span> </p> <p> そんな記憶があります。 </p> <p> なんか馬が走ってる、そう思いながらテレビを見ていると、<br /> 聞こえてきたのは<span class="b">「ネーハイシーザー」</span>という単語。 </p> <p> そして<span class="red b">「ビワハヤヒデが負けた」と聞いた記憶もあります。</span> </p> <p> 94年の秋の天皇賞は<span class="b">ビワハヤヒデ</span>が生涯初めて連対を外したレース<br /> そういう記憶の方が多いのではないでしょうか。 </p> <p> 最初に見た94年の天皇賞・秋は私にとって、<br /> 初めてリアルな競馬に触れたレースで、ただぼーっと眺めていただけですが、<br /> 割と歴史的な出来事を目の当たりにしていたんだと今なら思えます。 </p> <p> その翌年くらいから本格的に競馬を見始め、<br /> 小学生だった私に競馬を教えた悪友たちや父親など、<br /> 今思えばバカバカしい事ばかり言っていましたが、<br /> 何も知らなかった当時の私は結構鵜呑みにしていました。 </p> <p> いろんな格言（？）みたいなものを聞かされていたのですが、<br /> <span class="red big-s">一番たくさんの格言を聞かされたのが天皇賞・秋関連のもの。</span> </p> <p> <span class="b u">ただ、今振り返ると、その格言を悉く覆したのも天皇賞・秋だったと思います。</span> </p> <p> しかも初めて天皇賞・秋を見てから20年近い月日が流れますが、<br /> つい最近、常識を覆されたわけではなく、割と早い段階で覆されたのは印象的。 </p> <p> 「天皇賞で３歳馬（旧４歳）は勝てない」　⇒　バブルガムフェローが勝ちました。<br /> 「天皇賞で牝馬は勝てない」　　　　　　　⇒　エアグルーヴ他が勝ちました。<br /> 「天皇のレースだから外国人騎手は来ない」⇒　ペリエは連覇しました。<br /> 「不吉だから白と黒の帽子は来ない」　　　⇒　95、09年に枠連１−２で決着。<br /> 「逆にめでたい白と赤の帽子は来る」　　　⇒　ここ30年以上来ていない。 </p> <p> 今思えばひどすぎる格言ばかり。 </p> <p> たしかに３歳での優勝は<span class="b">バブルガムフェロー</span>以降無いですが、<br /> 牝馬は勝ちまくっていますし、外国人騎手も昨年までは３連勝中でした。 </p> <p> <span class="red b">内枠有利なコースで１、２枠が来ないってのも変な話です。</span> </p> <p> あれから20年近い月日が流れ、何度も天皇賞・秋を見守ってきましたが、<br /> 今後も天皇賞・秋で繰り広げられるドラマに期待したいと思います。 </p>

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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