話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2012-06-27 ​夏競馬の楽しみ方

6月27日(水)
夏競馬の馬券的、楽しみ方。

みなさんは夏競馬についてどのようなイメージをお持ちだろうか。
宝塚記念という、グランプリが終わってしまうと
「G1は秋までお預け」と思ってしまう人は多いのではないだろうか。

私のような根っからの競馬好きで、
暑い夏は日なたを避け、エアコンの効いた喫茶店で
イチゴ味のかき氷を愉しんでいるような人間からすると、
夏競馬ほど、
「秋のG1戦線に繋がる競走は無い」と自信を持って言える。

それはなぜか。

夏競馬は「隠れた一流馬と非一流馬」の玉石混交のレースが多いのだ。
クラシック戦線でも、古馬のG1戦線でも、一流馬は暑い夏は休養に入る。

そうでは無い馬ほど「強い馬がいないうちに賞金を稼ぐ」という陣営の思惑があるから、
しっかり乗り込まれ、レースに使われる。

よく秋競馬が始まる頃、こんな表現を聞くのではないだろうか?
「夏の上がり馬」

夏の上がり馬とは 「夏季開催を経て力をつけ上級のクラスに昇格し、
秋のG1戦線で活躍を見せた競走馬」のことであるそうだ(※ wikipedia参照)

まさにその通りで、
デビューしていきなり勝ちまくる素質馬の方が珍しい訳であって、
人間だって馬だっていろんな事を失敗しながら、学びながら、成長していくのである。

その素質が開花するタイミングは「個人差」があるかもしれないが、
人間と違って成長期が早い馬は特に3歳夏に急成長し、
思いもかけない活躍をすることがよくある。

最近だと2010年のビッグウィークではないだろうか。
層の厚い現5歳世代の菊花賞馬で、後にジャパンカップを勝つ、
ローズキングダムや天皇賞で
オルフェーヴル相手に大金星を上げたビートブラックなどを撃破。
最近の競走成績はパッとしないが、初勝利を上げたのは3歳7月の阪神競馬場。
菊花賞でG1を制覇する3ヶ月前である。
初勝利も含め、3連勝し、神戸新聞杯では5番人気に推され3着。
そして本番では7番人気の評価をひっくり返しての1着。
三連単33万円馬券の立役者となった。

つまり、夏競馬をじっくり観察していると、
思わぬ【穴馬】を発見してしまう事はよくある。

去年の秋華賞を覚えているだろうか?

1着 アヴェンチュラ
2着 キョウワジャンヌ
3着 ホエールキャプチャ

アヴェンチュラの姉はオークス馬・トールポピーで自身も
デビュー2戦目で札幌2歳Sの2着、阪神JF4着後ケガで半年近く戦列を離れ夏から復帰。
一気に3連勝して秋華賞のタイトルを手に入れた。
この馬も上がり馬にカウントするのであれば、2着のキョウワジャンヌも忘れてはいけない。

キョウワジャンヌは2歳9月デビュー。
デビュー戦快勝後、なかなか勝ちきれないまま3歳の夏を迎える。
京都や新潟で勝ち星を重ね、秋華賞のトライアルレース・ローズSでは混戦を制し、
秋華賞への出走権を手に入れ、
その秋華賞では後のヴィクトリアマイル覇者・ホエールキャプチャを抑え、2着。
馬単4250円の好配当を演出している。

このように、夏競馬で勝ち上がる馬の目星をつけておくことは非常に重要で、
当然、今年の夏競馬にもそういった馬が出てくる可能性は非常に高い。
要チェックが必要である。

___SILVER___
 

特に統計を出している訳ではないが下記のような馬は要チェックである。

1 成長力のある父馬を狙う。
2世代目でまだまだサンプル数が少ないが、ハーツクライ産駒は要注意だ。
自身も初のG1制覇はディープインパクトを下した4歳の有馬記念。
それにハーツクライの母、アイリッシュダンスも初勝利は4歳夏(旧齢表記)と遅く、
初の重賞制覇もそれから2年後。
遅咲きの家系故に要注意。

2 降級馬に勝っている経験のある馬は要注意!
夏競馬の特徴としては、クラスの再編成がある。
例えば1000万下のクラスで戦い続けていたとしても、
勝つ事が出来なければワンランク下の500万下クラスに自動的に降格となるシステム。
それはオープン馬など、全てのクラスに適応される為、
もともとそのクラスで戦っていた馬にとって、降級馬は驚異の存在。
その降級馬相手に戦い抜いた三歳馬には要チェックが必要。
 

3 勝ち切れなかった馬でも条件を変えてきた馬は要注意。
例えばデビュー以降、
芝のレースを走っていた馬がなかなか良い結果が出ず、ダート戦に転向。
その途端に、勝ち始めるといったケースも少なくは無い。
他にも短距離を走っていた馬が
長い距離を走るようになると好走をし始めるなどのケースは要注意だ。

代表的な例と言えば、ヒシミラクルだろう。
デビューから短い距離を使われていたが
長い距離を使われ始めると徐々に成績が安定し、デビューから10戦目で初勝利。
その後は順調に馬券圏内を確保し、着実に勝利を重ね、
菊花賞トライアルレースに駒を進めるも、6着に惨敗。
それでも抽選を突破し、菊花賞に駒を進め、10番人気の低評価を覆し優勝。
2着にも、16番人気のファストタテヤマは入り、三連複344,630円の超高配当。
馬連も96,070円の超高配当がつき、大波乱。

当時はまだ三連単が導入されておらず、
導入されていたと仮定すれば1000万円馬券が出ていたとしても、
不思議は無いくらいのレースだった。

 

このように、夏の上がり馬には、
この秋、あなたの財布をたっぷり潤す「お宝馬」が必ず隠れている。
あなただけの「お宝馬」みつけていただきたい。

ただ、夏競馬にアツくなり過ぎて、
財布が干上がってしまうのだけは要注意。


このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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