2013-08-22
奇跡のサラブレッド
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人には<span class="b">得手不得手</span>があります。
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私、江戸川乱舞にも、<br />
当然そういう部分がたくさんあるのですが、<br />
私が特に苦手なのは、<span class="b">洋画</span>。
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洋画といえば海外の映画なので、<span class="b u">出てくるのは外国人ばかり。</span>
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ファンタジーとかSFみたいな<br />
登場人物に「パッと見の特徴」のあるケースだとそうでもないのですが、<br />
ドキュメントタッチなものや恋愛もの、ヒューマンドラマ的なものだと
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<span class="red big-s">「誰が誰だかわからなくなる」</span>
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という事がよくあるので、
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<span class="b">「あれ?この人誰?」<br />
「さっき死ななかったっけ?」<br />
「なんでこの人、こんな事情に詳しいの?」<br />
「どっかで見た顔だと思ったら主人公か・・・」</span>
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映画を見ながらこんな事ばかり考えていて、<br />
内容に集中出来ず話が分からなくなることがよくあるので、<br />
洋画は本当に苦手です。
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そう思いながらも、<br />
以前から<span class="b">興味のあった外国映画</span>を見る機会が先日ありました。
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それは2010年に公開された<br />
<span class="red b">「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」</span>です。
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セクレタリアトといえば、<span class="b">日本でも有名な米国の三冠馬</span>で、<br />
とくにベルモントSでは<span class="big-s red">31馬身差の圧勝劇</span>を演じたことが<br />
もはや<span class="big-s">「伝説」</span>となっている20世紀の代表的な競走馬です。
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映画自体はこのセクレタリアトの<span class="b">馬主</span>である<br />
<span class="b">ヘレン・チェナリー(通称ペニー・チェネリー)が主人公</span>となっています。
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映画を見ていると、例のごとく途中で<br />
「この人誰だ?」的なことが何回かあったのですが、<br />
<span class="big-s">競馬好きとしてはしっかり楽しめた時間でした。</span>
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如何に江戸川が無知だったのか恥しくなったのですが、
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セクレタリアトの母・サムシングロイヤルは1959年に<br />
ターントゥとの間に<span class="b">サーゲイロード</span>を生んでいます。
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つまりサムシングロイヤルはセクレタリアトの生まれる11年前に<br />
サーゲイロードを生んだ名牝で彼等は<span class="b">兄弟</span>となるわけです。
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サーゲイロードはニホンピロウイナーの3代父で、<br />
<span class="b">ヤマニンゼファー</span>や江戸川の好きだった<span class="red b">ニホンピロプリンスの<br />
直系の先祖でもあります。</span>
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またセクレタリアト自身は競走成績に反して<br />
期待されていた程の繁殖実績では無かったようですが、<br />
直仔の<span class="b">ヒシマサル</span>は日本でも<span class="red b">重賞勝ちの実績</span>がありますし、
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同じセクレタリアト産駒で<span class="b">プリークネスS・ベルモントSを制した<br />
代表産駒</span>と言える<span class="b">リズンスター</span>は日本で<span class="b">スターバレリーナ</span>を輩出し、
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そのスターバレリーナから<span class="b">グランパドドゥ</span>が出て、<br />
グランパドドゥから現在短距離戦線で活躍中の<span class="red big-s">パドトロワ</span>が出ています。
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さらにいえば、スターバレリーナは<br />
<span class="b">アンドゥオール</span>といった重賞勝ち馬を始め、<br />
5番仔の<span class="b">ステレオタイプ</span>は、<br />
<span class="red b">皐月賞馬・ロゴタイプ</span>を出しています。
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セクレタリアト自身の繁殖実績は良くなかったようですが、<br />
母の父として、北米の主流血統に成長したストームキャットや<br />
日本でも重賞馬を多数出したエーピーインディを出しています。
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<span class="big-s">30年前の伝説の名馬の血が、この日本でもたくさん生き続けています。</span>
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ストームキャットの名は今、日本国内でも<br />
<span class="b">「ディープインパクト×ストームキャット」</span>という<br />
新たなニックスとして注目されており、
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ダービー馬・<span class="b">キズナ</span>や桜花賞馬・<span class="b">アユサン</span>という<br />
クラシック馬を輩出しています。
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今回見た映画「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」を<br />
キッカケにして、セクレタリアトが残した血にも今後注目したいです。
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ちなみに、<br />
この映画の主人公<span class="b">ヘレン・チェナリー(通称ペニー・チェネリー)</span>も<br />
凄い人だったようで、現在91歳。
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<span class="b">単なる主婦</span>から父の遺産である牧場を引き継ぎ、<br />
<span class="red b">オーナーブリーダー</span>としてセクレタリアトだけでなく、
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<span class="big-s">91年にエクリプス賞を受賞したサラトガデューを生産。</span>
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そのサラトガデューは日本に輸入され、<br />
96年に生んだ長女・<span class="b">レディブラッサム</span>は<br />
日本競馬史に残る名馬・<span class="b">ロードカナロア</span>を輩出しました。
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長い競馬の歴史の中のたった1頭の奇跡が、<br />
数十年経った<span class="b">「今の奇跡」</span>だけでなく<br />
<span class="red b">「未来の奇跡」</span>も内包しているという事実があります。
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<p>
<span class="b u">競馬という事実。<br />
それ自体が映画以上の物語なのかもしれません。</span>
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このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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